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言語聴覚士について
言語聴覚士を知っていますか?耳にしたことありますか?
・言語聴覚士
→人が生涯幸せに暮らすために必要な「話す・聞く・食べる」ことに対するリハビリを行う専門職
です。
詳しく説明致しますと、
言語聴覚士は理学療法士や作業療法士と同じようにリハビリのサポートを行う職種です。
理学療法士は身体のリハビリ、作業療法士は手先の動作のリハビリを主に専門として行いますが、言語聴覚士は病気や障害で「話す」「聞く」「食べる」という動作がうまくできない方に特化した専門サービスを提供しています。要するに、お子様が自分らしい生活を送れるように、「話す」「聞く」「食べる」という面から、訓練や指導を行っているお仕事です。
言語聴覚士が対象とする患者層は子どもから年配まで幅広く、それらに対応するには多くの専門知識が必要になってきます。同じ障害を患っていてもお子様によって病気や障害の程度、また原因も同じとは限らないため、カウンセリングを通してお子様ごとにどのような訓練や指導を行うべきなのか、しっかりと見極めることが言語聴覚士には求められています。なぜこのように言語聴覚士について取り上げたのかと言いますと、フロルは、言語聴覚士が常勤している施設でもあります。これは、全国的に見ても珍しい施設で、フロルの大きな強みでもあります。新高教室、三津屋教室のどちらの教室にも、勤務しております。フロルでは、発達障害など特別な個性を持ったお子様を、幅広い視点から自立を支援していけるように、考えています。その一つとして、この言語聴覚士という者の役割が重要なポジションを担っています。
・言語聴覚士の役割
繰り返しになりますが、言語聴覚士は人が生涯幸せに暮らすために必要な「話す・聞く・食べる」ことに対するリハビリを行う専門職です。お子様が抱える症状や特性は先天的な生まれつきの障害によるもの。後天的な病気によるもの。事故などの後遺症によるもの。心理的なものなどさまざまですが、これらの症状は見た目から理解されにくいことが現実です。そこで、言語聴覚士はリハビリやお子様とのかかわりを通してお子様の心に寄り添い、その人らしい暮らしの実現を目指すことを役割としています。
言語聴覚士は高い専門性をもってリハビリを行う専門職ですが、機能回復や改善に向けたサポートは言語聴覚士だけが担っているわけではありません。フロルでは、社会福祉士、児童指導員、保育士も勤務しており、それぞれの見解から、幅広く支援を行っています。・魅力
言語聴覚士の資格を有するためには、法律で定められた教育過程を経て国家資格を取得していることが前提となるため、国家資格をもっていなければ言語聴覚士として働くことはできません。そのため、4年制の大学や専門的な学校を経ていることが、国家試験を受けるうえでの条件になっているため、相当な努力人であるとも言えます。お子様のさまざまな点に関心を持ち、さまざまな問題に対して、積極的にかかわっていける人間性や、目に見える結果が出なくても、コツコツ少しずつお子様を支援していける、忍耐力も必要な仕事です。そのような資格を有したスタッフが常勤している環境はとても素晴らしいものだと自負しております。長い期間を要して、お子様と関わっていく上で、コツコツとお子様の障害や病気、特性と向き合う努力ができること、お子様の心に寄り添い前向きな声掛けができることなども、大きな魅力であります。
~最後に~
今回は、言語聴覚士というお仕事について触れて、記載していきました。既にご存知であった方、お聞きしたことだけあった方、まったくご存知なかった方、様々だと思います。フロルでは、お子様が安心して生活、そして、「お子様の自立」という一番の目標に向かって精一杯努力していく体制を整えております。その一因として、言語聴覚士の役割がお子様の成長、自立に大きく影響していると思っております。定期的な個別面談なども行い、お子様の状況などを把握できる仕組みも作っています。お子様は1日ごとに成長するため、状況もこまめに変わっていきます。お子様やご家族の現状を定期的に知ることで、その都度、支援方法を変更しながら柔軟なサポートを実現しております。言語聴覚士が常勤していることも、その柔軟なサポートの実現に深く関係しております。
今後とも、お子様と一緒に楽しみ、そして成長し、保護者の方ともお子様の未来を共に考え、素敵な施設であり続ける、努力をして参りたいと思っております。